【表紙】 こども、みんなが主役!よこはまわくわくプラン (第3期横浜市子ども・子育て支援事業計画/横浜市こども計画) 素案(やさしい概要版) 計画期間:令和7(2025)年度〜令和11(2029)年度 【パブリックコメント】みんなの意見をきかせてください 募集期間 令和6(2024)ねん10月17日 木曜日 から  令和6(2024)ねん11月15日 金曜日 まで よこはまわくわくプランは、こども・若者が主役となり、こども・若者一人ひとりの幸せと育ちを応援するまちを目指すために、横浜市が作る計画です。 【1ページ】 よこはまわくわくプランに、みんなの意見が必要です ・こども・若者のみなさんは、一人ひとりがとても大切な存在です。そして、自分らしく幸せに成長でき、暮らせるように、社会全体で支えていくことがとても重要です。 ・ 2023年から始まった「こども基本法」や、「こども大綱」は、すべてのこどもや若者が、健やかに成長し、幸せな生活を送ることができる社会を目指しています。これを「こどもまんなか社会」と呼んでいます。 ・ 2025年からは、「横浜市こども・子育て基本条例」が始まります。この条例では、「こどもまんなか社会」を実現するために、横浜市のこどもや子育てについて、市全体で大切にすることや取り組むこと、こども・若者の声を聴き、取組に生かしていくことなどを定めています。 ・これから作る「よこはまわくわくプラン」は、「こども、みんなが主役」の計画です。「よこはまわくわくプラン」での「こども」は、年齢が小さなこどもたちだけではなく、心と身体が育つ途中にある若者も含めています。 ・こども、若者、大人など、みなさんの声を聴きながら作っていきます。みなさんの声をぜひ聴かせてください。 【2ページ】 「よこはまわくわくプラン」に向けてのアンケート ・横浜市では、こどもの意見を聴く取組の一つとして、「よこはまわくわくプラン」にこどもの意見を生かすために、2023年10月に小学4年生から6年生の約3万3千人を対象にアンケートを行ないました。12,445人が回答に協力をしてくれました。アンケート結果の一部を紹介します。 質問:あなたは、横浜市がどのようなまちになってほしいと思いますか。 安全・安心なまち 24.1% みんなが助け合えるまち 12.7% 自然豊かなまち 10.5% きれいなまち 10.4% 子どもの意見が大切にされるまち 6.7% にぎわいがあるまち 6.2% お年寄りやからだが不自由な人に優しいまち 5.8% 自分らしさが大切にされるまち 5.3% その他 3.8% 無回答 14.5% 質問:あなたが、こんな場所があったらいいなと思う場所を教えてください。 建物の中で、思いきり遊べる場所 66.5% 友だちとたくさんおしゃべりできる場所 63.3% 運動が思いきりできる場所 49.3% 建物の外で、思い切り遊べる場所 45.6% 一人でしずかに過ごせる場所 38.3% 気がるに食事できる場所(子ども食堂など) 29.6% 気がるに勉強を教えてもらえる場所 26.1% 楽器の演奏など音楽ができる場所 23.0% しずかに勉強できる場所 22.6% 【3ページ】 重点テーマ:すべてのこどものウェルビーイングを支える 取組@ こども・子育て家庭を支えるための地域のネットワーク 「横浜市がどのようなまちになってほしいですか?」 ・こどもたちの一番多かった意見は「安全・安心なまち」、4人に1人が答えました。 「よこはまわくわくプラン」では、こんな形でみなさんの意見を生かします。 ・区役所には、いろいろな相談ができる「こども家庭センター」ができます。こどもたちが安心して生活できるように、こどもの身近にある組織や大人が協力して、こどもや子育て家庭を支えるネットワークを作っていきます。また、困ったときに相談できたり、必要な手助けが届くようにします。 ・身近な地域で、こどもたちが安心して過ごせるような環境を整えていきます。 【たとえば、こんなことに取り組んでいきます】 ・SNS相談など、こどもたち自身が相談・支援につながることができる環境づくり ・交通安全対策や、とう下校時の見守り活動など 【4ページ】 取組A 居場所・遊び場、体験活動の充実 「あったらいいなと思う場所」 ・こどもたちの意見で多かったものは、「建物の中で、思いきり遊べる場所」「友だちとたくさんおしゃべりできる場所」「運動が思いきりできる場所」「建物の外で、思いきり遊べる場所」でした。 「よこはまわくわくプラン」では、こんな形でみなさんの意見を生かします。 ・いろいろな年齢のこどもたちが、家や学校以外で、安心して過ごせる居場所を充実させていきます。また、いろいろな遊びや、新しい体験ができる機会を増やしていきます。 【たとえば、こんな居場所・遊び場があります】 ・青少年の地域活動拠点(7か所)  いろいろな年齢のこどもたちが交流し、様々な体験活動をおこなっています。 ・こども食堂(約200か所)  町内会館やお店などで、みんなで楽しく食事ができる場所です。近所や地域の人たちが食事をつくって待っています。 ・公園(約2,700か所)  地域のみんなが自由に楽しみ、こどもたちが外遊びできる身近な場所です。 ・プレイパーク(22か所)  公園などで、木登りや泥んこ遊びなどの自由な遊びができます。プレイリーダーが自由な遊びを広げます。 ・図書館(18か所)  自由に本を読んで過したり、おはなし会を楽しんだりすることができます。中央図書館では、2025年度以降に、こどもたちが楽しく学べる「のげやま子ども図書館・子どもフロア」を作っていきます。 【5ページ】 取組B こども・若者の思いや声を聴き、生かしていく取組 どうして「こども・若者の思いや声」を聴くの? ・こども・若者のみなさんは、一人ひとりが、地域やまちの大切な一員です。みんなの声を聴いて、地域やまちをより良くしていくことが横浜市役所の大事な役目です。 ・みんなの身近な場所や取組で、こども・若者のみなさんの思いや考えを聴いて、それを生かしていきたいと考えています。みんなの思ったことや、疑問など、ぜひ言葉にして伝えてみてください。様々な機会に声を届けてもらえるよう、横浜市全体で取り組んでいきます。 「よこはまわくわくプラン」では、こんな形でみなさんの意見を生かします。 ・こども・若者の年齢やそれぞれの成長に合わせて、思いや声を伝えやすいよう工夫し、こどもたちが未来に希望を持って毎日を楽しく過ごすことができる横浜市になるように、その意見が大切に生かされる仕組みを作ります。 【たとえば、こんなことに取り組んでいきます】 ・青少年地域活動拠点でのヒアリングやワークショップ ・キッズクラブ・学童におけるアンケート ・イベントなどでの発表や話し合いなど 【6ページ】 横浜市のこども・若者を取りまく状況 1 こども・若者の人数 ・横浜市の18歳未満の人口は、10年間で約1割減って、2024年時点で約51万人です。 ・横浜市の出生すうは減り続け、2022年時点で約2万3千人になっています。 2 こども・若者を取りまく状況 ・インターネットのトラブル:年齢が小さいうちからのインターネットやゲームの利用が増え、SNSなどのトラブル、長い時間使うことによる生活習慣の乱れ、犯罪被害などが心配されています。利用には注意が必要です。 ・夏の暑さ:夏の暑さが長く厳しく、外遊びできる機会が減っています。 ・外国につながるこども:日本語のサポートが必要なこどもの人数は約4,200人です。(市立小・ちゅう・義務教育学校の人数)異なる文化や生活習慣を持つ人への理解が大切です。 ・障害:障害者手帳を持っている人は増えています。放課後等デイサービスを使っている人は約1万人います。 ・不登校:不登校のこどもの人数は約8,200人(市立小・ちゅう・義務教育学校の人数)です。 ・ひきこもり:ひきこもり状態にある15〜39歳の人数は約1万3千人と推定されています。 ・児童虐待:相談に対応した件数は増えており、1年間で約1万4千件です。 【7ページ】 「よこはまわくわくプラン」をもっと知りたい人へ 1 「よこはまわくわくプラン」が目指す横浜の姿 すべてのこどものウェルビーイングを社会全体で支え、未来を創るこども一人ひとりが、自分の良さや可能性を発揮し、豊かで幸せな生き方を切り拓く力、共に温かい社会をつくり出していく力を育むことができるまち「よこはま」 「ウェルビーイングって?」 「ウェルビーイングは、今も将来も幸せに生きられること、毎日楽しく元気に過ごせることだよ。未来に夢を持つことや、たとえば、学校で友だちと遊んだり、家で家族と一緒にご飯を食べたりしてほっとすることも、ウェルビーイングの一部だよ。」 「自分の良さや可能性を発揮するって?」 「自分の好きなことや得意なことがあったら、それを大切にすることだよ。一人ひとりの良さがあるから、自分や友だちの好きを大切にしようね。」 「温かい社会って?」 「みんながお互いを思いやり、やさしい気持ちで見守ったり、助け合うことができる社会のことだよ。学校で友だちが困っていたら声をかけることも温かい社会を作る一部だよ。」 【8ページ】 2 「よこはまわくわくプラン」を進めるときのポイント 次の7つのポイントをだいじにして、「よこはまわくわくプラン」を進めます。 1 こどもの視点に立ったサポート 2 すべてのこどもへのサポート 3 それぞれ成長に応じ、育ちや学びのつながりを大切にするサポート 4 こどもが持っている力を引き出すサポート 5 家庭で子育てする力を高めるためのサポート 6 子育て世代の「ゆとり」をつくり出すためのサポート 7 いろいろな担い手による社会全体でのサポート 〜自助・きょうじょ・こうじょ〜 (自分でできること・みんなが協力してできること・役所や社会の仕組みですること) 3 「よこはまわくわくプラン」の進めかた ・横浜市のこども・子育て支援は、たくさんの地域の大人やボランティア、会社や事業所の人たちなどによって支えられています。関係する人たちと協力して、よこはまわくわくプランを進めていきます。 ・また、横浜市の取組をわかりやすく発信していくとともに、こども・若者の思いや声を聴き、生かしていく取組も進めていきます。 【9ページ、10ページ(見開き)】 4 プランで取り組む内容 2つの重点テーマ、3つの施策分野、9つの基本施策で取組を進めます。 重点テーマ1 すべてのこどものウェルビーイングを支える(3〜5ページで紹介) 重点テーマ2 子育て家庭が実感できる「ゆとり」を生み出す 子育てをしている保護者が時間や気持にゆとりを持って生活できるようサポートして、親子の笑顔と幸せを応援します。困ったときにいつでも相談できるようにし、必要な情報を簡単に知ることができるようにします。 施策分野1(基本施策1から基本施策5) すべてのこども・子育て家庭への切れ目のない支援 基本施策1 生まれる前から乳幼児期までの一貫した支援の充実 赤ちゃんを生み育てるための知識を広め、相談に応じます。安全・安心に妊娠・出産するためのサポートや、生まれる前から赤ちゃんが元気に育つためのサポートに取り組みます。 基本施策2 地域における子育て支援の充実 親子があつまれる場所を増やし、小さなこどもが楽しく遊びいろいろな体験ができるようにします。保護者が気軽に相談できる場所を作り、地域ぐるみでこども・子育てを温かく見守ります。 基本施策3 乳幼児期の保育・教育の充実とがくれい期への円滑な接続 保育所や幼稚園がより良い場所となるように取り組みます。また、助けが必要なこどもへのサポートや、小学校に入学した後の生活につなげるためのサポートに取り組みます。 基本施策4 がくれい期から青年期までのこども・若者の育成施策の推進 小学校に入学してから大人になるまでのいろいろな居場所・遊び場づくりや、地域での見守りを進めます。こどもや若者の意見を大切にし、人権を守る取組を進めます。 基本施策5 障害児・医療てきケア児等への支援の充実 障害のあるこどもや医療てきケアが必要なこどもへの相談やサポートを充実していきます。 障害のある人とない人が共に暮らす社会を目指して、社会全体の障害への理解を広げます。 施策分野2(基本施策6から基本施策8) 多様な境遇にあるこども・子育て家庭への支援 基本施策6 困難を抱えやすいこども・若者への支援施策の充実 こども・若者の悩みやSOSに早く気付き、支える環境を作るとともに、学校や地域の人などと協力して、困りごとや悩みに寄り添ってサポートします。また、こども・若者が気軽に相談できる場所やSNSの窓口を充実します。 基本施策7 ひとり親家庭の自立支援/DV被害者や困難な問題を抱える女性への支援 ひとり親家庭の生活をサポートし、将来の目標につながるようこどもの学習支援を進めます。家庭で暴力を受けた人やそのこどもが安心して暮せるように支えます。 基本施策8 児童虐待防止対策と社会的養育の推進 こどもが暴力や暴言などでつらい思いをしないように守るため、児童相談所などのサポートを強化します。いろいろな事情があって家庭で暮らすことのできないこどもが安定した生活を送れるよう支える取組を進め、こどもが自分の意見を言える機会を作ります。 施策分野3 社会全体でのこども・子育て支援 基本施策9 社会全体でこども・若者を大切にする地域づくりの推進 働きながら無理なく子育てできるように、いろいろな働きかたを進める企業を応援するなど、社会全体で子育てを支えます。こどもまんなか社会に向けて、こどもや子育て中の人を応援する取組や、安全で安心な地域を作ります。また、こどもの意見を市の取組に生かします。 【裏表紙】 よこはまわくわくプランへのパブリックコメント みんなの意見を募集しています (1)受付期間:2024年10月17日 木曜日 から2024年11月15日 金曜日 (2)意見の送りかたは2種類です。 ・パソコン・スマートフォンなどから送る場合 下記のURLを開いて意見を書いて送ってください。 https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/45440b57-282f-4ecb-afc4-310a2f9f54d6/start ・紙に書いて、郵送する場合 〒231の0005 横浜市 中区 本町6の50の10 横浜市こども青少年局企画調整課 よこはまわくわくプラン担当宛て 名前・年代(10代未満、10代など)・お住まいの区と、「よこはまわくわくプラン」についての意見を書いてください。 (3)パブリックコメント結果 ・みなさんからいただいた意見は、横浜市がプランにどのように反映していくのか、考え方をまとめて、 12月末頃までに横浜市ホームページに公表します。 第3期横浜市子ども・子育て支援事業計画で検索 https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/org/kodomo/sonota/shingikai/kosodate/ dai3kikeikaku.html お問合わせ・ご意見の提出先 横浜市こども青少年局企画調整課 住所:〒231-0005 横浜市 中区 本町6の50の10 電話:045-671-4281 電子メール:kd-kikaku@city.yokohama.jp